Message
代表メッセージ
「人を育てることは、企業の未来を創ること。」

この仕事を続ける理由
生まれた場所や環境によって、選べる人生の幅が限られてしまう人がいます。私自身も、その現実にふれながら生きてきました。努力だけでは越えられない線が、確かにある。私は、それを見過ごせません。だから、機会をつくる。一人でも多くの人が、自分で選んだ未来を手にできるように。それが、私がこの仕事を続ける理由です。
三者で、同じ方向を見る
日本で技能を学び、働くと決めた本人には、家族への思いと、自分の将来への願いがあります。受け入れる会社には、未来を見すえた経営と、現場を守る責任があります。どちらの声も、同じ重さで聞く。それが、私たちの立ち位置です。
『星の王子さま』のサン=テグジュペリは、『人間の土地』にこう書いています。「愛するとは、互いに見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることだ」。会社と、本人と、わたしたち。三者が同じ方向を見るとき、職場は長くつづく場所になる。私は、そう信じています。
「人財」と書く理由
人を、資産として見ない経営者もいます。その考えも、理解できます。人を雇えば、コストがかかる。人が育つには、教育と共育の時間がいる。想定外のことも起きる。経営とは、そういうものです。私が尊敬する経営者も、思いだけで人を雇うことはしないはずです。それでも、問いたいのです。私たちまで、それでいいのか、と。私の答えは、否です。
AI は、驚くほどの速さで仕事のかたちを変えています。その変化を目の前にして、私は会社を、人が生きていくための社会のインフラの一つだと考えるようになりました。機械が仕事を担う時代だからこそ、人が働く場所には、意味がなければならない。「大切なのは、ただ生きることではなく、よく生きることだ」というソクラテスの言葉を、いま、あらためて思います。人が一日の大半を過ごす場所は、人をよりよく生かす場所であってほしい。
人財育成とは、企業文化そのものです。働く環境と学びが、仕事の質を決める。人は、財産。私たちが「人材」ではなく「人財」と書くのは、そのためです。勉強会も面談も、組合員企業の皆様とともに考え、学びつづけるためにあります。
帰ってきたくなる職場
職場が長くつづく、とは、年数のことだけではありません。実習を終えても、同じ会社で働きつづける道を選ぶ人がいます。帰国したあと、もう一度この会社で働きたいと、海を渡ってくる人もいます。空港で本人を見送るたびに、込み上げるものがあります。それでも、私は思うのです。帰国は終わりではない。次の物語へつなぐ節目なのだと。期間は終わる。関係は、つづく。
「桃李もの言わざれども、下おのずから蹊(こみち)を成す」。中国の歴史書『史記』にある言葉です。桃や李(すもも)は何も語らない。それでも花と実を慕って人が集まり、木の下には道ができる。引きとめる職場ではなく、帰ってきたくなる職場を。会社にとって本人はかけがえのない仲間になり、本人にとってこの会社は誇りになる。私たちがつくりたいのは、そんな相思相愛の職場です。
2027年、育成就労へ
2027年、技能実習に代わって、育成就労が始まります。制度が変わっても、変わらないものがあります。人を、財産と考えること。だから、変化を恐れません。同じ現場を支える立場として、これからも皆様とともに歩んでまいります。
C&C協同組合 代表理事田中 友里香
Contact
まずは、
お話を伺います。
答えは、まだなくていい。
ひとつの会話から、
長くつづく関係は始まります。
人も仕事も、ながく気持ちよくつづく。
